四川省にあるとある財閥-2018/06/24(日)-小雅ママのお話

中国は四川省にあるとある財閥。
ここの主は最近イライラして落ち着かない。
「おい！最新映像はまだか！
前回はいつだ！？
もう随分前じゃないか！
最近はどうしてるんだ！
どうして近況報告映像が届かないんだ！」
「ご主人様、仕方ないんです。
前回の海の映像はお嬢様がご一緒ではなかったから撮影できたんです。
普段のお嬢様は大変周りをよく観察されていて、小雅様をこっそり撮影するのはとても難しいんです。
小雅様も大変賢くていらっしゃいますから、見通しの悪い場所などでは遊びませんし」

「全く小Y頭め、いつまで意地を張るつもりだ。
頭を下げて戻ってくればいいものを！
庶民ごっこもいい加減に飽きてもいい頃だろ！」
「ご主人様、お嬢様は自分自身のお力で小雅様をお育てになることになんの不満も持っておられないようですね。それどころか色々なお仕事も楽しんでらっしゃるようですよ」
「いったい誰に似たんだ、
あの頑固娘は！
あんな娘はもう知らん！
しかもなんだ！小雅は男だぞ！
なんで女みたいに育ててるんだ！
そんなにワシに見つかるのがイヤなのか！・・・
でも確かに女の子みたいに可愛いがな、小雅は、ぬふっ」

「ご主人様も小雅様のこととなるとアイパッチがあごの下まで伸びてしまいますねえ(笑)」

「おい執事、そろそろ大将に【夏の特別ボーナス】として小Y頭に渡してもらうよう、送っておいてくれ。
しかし、娘の監視役に小さな店主を装わせたら、あんなに店が繁盛するとはな。
大将もまた、うまく娘を雇ったな。
大将夫婦にもボーナス支給しといてくれ」
「承知いたしました。ご主人様」