小雅ちゃんと自転車-2018/04/13(金)

銭湯から帰った３人は布団でおしゃべりに夢中だった

「母ちゃん今日は小雅すごく楽しかったよ！」

「しゃんもでしゅー！おっきいお風呂また行きたいでしゅよー！」

「そうだねー今夜は母ちゃんも楽しいよー
こうして小雅とシャン子ちゃんと一緒にネンネ出来るしね
シャン子ちゃんまたみんなでお風呂行こうネ」ニコニコニコニコ

「シャン子ちゃん枕投げだー！えいっ」

「うわー！お枕って投げていいんでしゅね！
小雅ちゃんえいっ！でしゅよー！」キャッキャッ

「やったなぁ！えいっー！」キャッキャッ

「ほらほらふたりとも早く寝ないとオバケが出ちゃうよ～」
キャッキャッ
「ヤダーー」「こわいでしゅーー」

キャッキャッキャッ

ポンポポポ ポポンポポ ポンポポポ ポン♪

小雅母のスマホが鳴った

「もしもしシンコだけど小雅ママちゃんごめんなさいね。シャン子はいい子にしてる？ワガママただこねて泣いてない？」

シンコママからだった小雅母はそっと玄関から出て話しを続けた

「シンコママ、シャン子ちゃんとても素直でいい子にしています。今も小雅と楽しく枕投げし遊んでます。早く寝させますので」

「そう。良かったわありがとうね迷惑かけてごめんなさいね明日の朝には迎えに行くからよろしくお願いね。お店も明日から通常営業だから頑張りましょうね」

「はいわかりました。明日からまた頑張りますね。あ、シャン子ちゃんに変わりましょうか？」

「いいのいいの シャン子が私の声を聞いて泣きだしたら大変だからね。ありがとね」

寝室に戻ると遊び疲れたのか ふたりともスヤスヤ眠っていた。小雅母はふたりに布団を掛けてあげた。

明日からまたひとりぼっちだね。ごめんよ小雅ごめんよ小雅

母はスヤスヤ眠っている小雅を優しく抱きしめそっとオデコにキスをした。