ふたりはアイドル!ダブルP☆ 最終回『プミピキよ永遠に☆』
20万人以上を集客した会場では観客の熱気に包まれている。
プミ「プミ-、ついに、二人でのアイドル活動は本日で終焉を迎えましゅ! ファンの皆が心に残る最高のパフォーマンスを見せましゅよ!」
ピキ「ピキ! ハイ!」
二人がステージに立つと、地が割れんばかりの歓声が上がった。
プミ「プミでーしゅ!」
ピキ「ピキでーす!」
プミピキ「二人合わせて、ダブルP☆でーしゅ!」
ステージ裏でカメラに映し出された二匹を見守っていたシンコの元に一人のスタッフが声をかける。
スタッフ「シンコさん。タンタン社長がお呼びです。何やら来客がとか急ぎとか……?」
シンコ「プミちゃんとピキちゃんの大事なコンサートに、社長ったら一体どうしたのかしら……?」
ドスドスと小走りで案内された部屋に赴くと、室内にはタンタンと秘書、そして高齢の男性、壮年の男性が佇んでいた。
シンコ「お呼びですか……? 早くあの子達の所に戻らないと……」
カンカン「仙女……!」
リーリー「シンちゃん!!」
シンコ「あの、どちら様でしょうか……? あれ? 皆さんどこかでお会いした事……プミちゃんから貰った竹酸液のボトルの……いえ違う……あれ?」
リーリー「シンちゃんあの時怒ってゴメンよ! 僕はやっぱりいっぱい食べるキミが好きだ! 一時期は本当にダメな父親だったけど今は立ち直れたから…! キミが僕を覚えてなくても僕が覚えてる。だから、帰ってきて!!」
カンカン「仙女……! 妻も亡くなる寸前までキミの事を案じていたよ……」
シンコの脳裏にとある映像がよぎる。
『キミの芸名は【仙女】だ。きっと良いアイドルになれるよ……!』
『社長、私頑張るわ!!』
『私達は子供に恵まれなかったから……、仙女、あなたの事、本当の娘の様に思っているのよ』
『ランランさんは私にとって第二のお母さんです」
『私、もうアイドルじゃないし、こんなに太っちゃって……』
『シンちゃんは太ってても僕にとってシンちゃんに変わりないよ。何より美味しい物を食べた時のシンちゃんの笑顔は最高だ! いっぱい食べるキミが大好きだ!』
シンコ「あ、あれ……?! 頭が……!」
シンコは割れる様な頭痛に蹲った。
『お母しゃん、シャンね~、お誕生日に、弟か妹が欲しいでしゅ!』
『シャンちゃん、それはどうかしらね~? コウノトリさんが運んでくるににしても、3ヶ月~5ヶ月くらいかかるから誕生日に間に合わないわよ?』
『プミー。だったらおりんごいっぱい使ったアップルパイがいいでしゅ!』
『ハイハイ。分かってますよ。シャンちゃんのためにとびっきりの美味しいアップルパイを作るわね』
『お母しゃん、大しゅきー!!』
愛しい子供に美味しいアップルパイを作ろうとりんごの皮むきをしていた所、ついでに味見でりんごにかぶりつくと、口の中いっぱいに甘いりんごの果汁がひろがった。
『美味しいわ! あと一口だけ……』
気づくと、残っていたのは大量のりんごの皮と芯だけだったのだ。
『ええ?! シャンちゃんのためのりんご、全部食べちゃったの?!』
『ごめんなさい……。私ったらつい……』
『僕の分は食べても良いけど、シャンちゃんの分は食べちゃダメでしょ!』
夜が明ける前、目を覚ました。
(そうだ! 東北に美味しいりんごを直接買いに行けば良いわ! 夕方までに戻れば大丈夫よね?)
メモを取り出し鉛筆を走らせる。
『探さないでください』
(やだ、これじゃ家出みたいじゃない。私ったら……)
『夕方までには戻ります』
(これで良し……)
ふと顔を上げると壁にかかっている時計の針が朝一のバスの時間に迫っている事を知る。
(早く行かなきゃ!)
慌ててあまり確認せずに1枚のメモをテーブルに。もう一枚をゴミ箱に捨てる余裕がなくポケットに入れたまま走り出した。
場面は変わり、りんごが詰まった箱をかついで走り、森の中から市道へと出た瞬間、何かにぶつかり、そこで記憶が途絶えた。
『シャンちゃん……!』
次に目を覚ました時、自分が何者かを全く思い出せなかった。どうやら車と接触した時に頭を打ち、記憶喪失というものになってしまったらしい。
「私……、これからどうすれば……」
タンタン「急な飛び出しとはいえ、秘書が運転する車でアナタに怪我させてしまったのはこちらの責任だから、ちゃんと責任は持つの~~。だから安心してなの~~」
「ありがとうございます……」
タンタン「届出が出てる行方不明者リストを確認したのだけれど、アナタに該当するパンダがいなかったの。何か思い出せたり、記憶が戻るまでずっと私の所にいて良いなの~~。せめて、名前、思いだせる?」
「……シン……って呼ばれてたような……気が……します?」
タンタン「じゃあ、今からアナタは『シンコ』さんというのはどうなのね~~?」
シンコ「ハイ。よろしくお願いします」
タンタン「そうそう、事故に遭った時に所持品の中に身分証や個人が特定できるものは一切持っていなかったのだけれど、着ていた服のポケットにこの紙が入っていたのね。何か思い出すきっかけになるかもしれないの~~」
その紙には『夕方までには戻ります』と書かれていたのだった。
場面は変わり、とても可愛らしい少女が自分を見上げていた。その面影にどこか見覚えがある気がして何故かギュッと心が締め付けられる。
プミ「プミー、本名はシャンシャンでしゅけど、芸名は『プミ』でしゅ。事務所移籍でこれからお世話になりましゅ!」
『シャンシャン』という響きに更に胸がギュッと締め付けられた。
今思うと、プミは成長しても幼い頃の面影はそのままだった。
シンコ「……私ったら、間違えた方のメモを残したまま出かけちゃったのね……」
シンコはポケットに仕舞っていたボロボロのメモを取り出す。
シンコ「……今、全部思い出したわ」
コンサートはプミが主役を演じた朝ドラ『おプミ』の主題歌をプミピキが熱唱し、プミが主役、ピキが主役の弟の声優を務めた国民的人気アニメの元気すぎる仔パンダの男の子『シャンたろ』が主役のドタバタコメディ『とっとこシャンたろ』の主題歌を熱唱した時にはシャンたろのぬいぐるみがバックダンサーを務め会場は大いに沸いた。
ピキがデザインしたドレスのこだわりポイントの解説コーナーやピキのファッションショーやウォーキングも披露され、ちゃっかり次回発売のピキの写真集の宣伝まで行われ、会場内は笑顔に包まれている。
次はプミが憧れている伝説のアイドル『仙女』のアイドル卒業コンサートで着ていたドレスのデザインを元にピキが今風にアレンジを加えたドレスを身にまとい、プミはステージへと立つ。
プミ「次の曲はプミがアイドルを志すきっかけになった伝説のアイドル『仙女』さんが最後に歌った曲のカバーでしゅ!『愛しのTAKE』でしゅ!」
イントロが流れ始めプミがステージの階段を降りると、プミめがけてなにかが投げつけられた。プミの身体能力の高さから避ける事に成功したが、それはプミの近くで割れる。どうやら小さなビール瓶が投げ込まれ、それが割れたらしい。
すぐにガードマンやSP達がプミを囲い、何かを投げ入れた者が引きずり出される。フードを剥ぐと、それはプミを落としいれようとし失敗したPNDの問題メンバーだった。
問題アイドルはいじめ偽装が発覚した後、各所から責められそのまま芸能界引退を余儀なくされた挙句、あっさりサマーセンテンスされた相手の俳優に捨てられてしまっていた。ついでに捕捉すると相手の俳優も問題アイドルやいろんなアイドルや女優に粉をかけていた事が暴露され活動自粛中だ。噂では離婚協議中だという。
問題アイドル「アンタのせいで! 地位も名誉も失って、彼からも捨てられたのよ! どうしてくれんのよ!!」
警備員に両脇を抱えられながらもプミに罵声を浴びせているその姿にかつての人気アイドルらしさもオーラも今や微塵も感じられない。
プミ「人を蹴落とす事より、自分を磨いた方が得られるものは大きいでしゅよ。一度カウンセリングを受けた方が良いでしゅ!」
問題アイドル「うるせェ! 綺麗事並べやがって! 大体、母親に捨てられたテメーが愛の唄を歌う事自体おかしいっつーの!!」
連行されながらもなお暴れながら罵倒の言葉を叫び続けるアイドルが見えなくなった所で、プミはその場に蹲ってしまった。
問題アイドルの放った言葉は呪いの言葉。プミのトラウマをえぐるには充分だったのだ。
ピキ「先輩、どうしたんですか?!」
ピキの言葉も今はプミの耳に入らない。
モブ①「プミちゃーん! 歌ってー!」
モブ②「プミちゃーん! 頑張ってー!」
ファン達の声も今はプミの耳に入らない。
プミの心は暗闇へと捕らわれていた。
プミ(私はお母シャンに捨てられた子……。愛されてなかった子……)
スポットライトは孤独なプミをただ一匹照らしている。
その時、慌ててプミに駆け寄ろうとしたスタッフを大きな巨体が遮る。そして、『愛しのTAKE』のイントロが再び流れ始めた。
?「大好きなTAKE~♪ 緑のTAKE~♪ そして愛しいアナタ~♪」
モブ③「こ、この歌声……! 自分は分かる。数十年トップアイドル達の追っかけをやっていた自分には分かる。この歌唱力、声、まさか……『仙女』?!」
モブ④「せ、『仙女』だと?! アイドル全盛期に引退したあの伝説のアイドル『仙女』?!」
暗闇から歌声が響く。それはプミが憧れてやまない、大好きなアイドルの歌声だ。
プミ(この歌声……?)
我に返ったプミが後ろを振り向くと、マイク片手に歌っているシンコの姿が目に入る。
プミ「ええっ?! シンコしゃん……?! 何故『仙女』さんの歌を……?!」
シンコ「さあ、立って。あなたを応援するファンの皆の声が聞こえるでしょう?」
シンコの声の後、ファンの声がプミの耳に聞こえ始めたのだ。
シンコ「あなたは捨てられた子なんかじゃない。ずっと愛されていた子よ。ファンの皆、お友達、事務所の方、ピキちゃん、お父さん、そして私……。こんなにも皆に愛されているあなたが愛の唄を歌えないわけないじゃない」
プミ「そう……でしゅね……。それより、シンコしゃんの歌声は仙女さんまんまというか、まさかシンコしゃんが『仙女』だったんでしゅか?!」
シンコはにっこりと微笑む。
シンコ「そう。そしてあなたのお母さんよ。今まで事故の影響で記憶をなくしていたの。ずっと忘れてて……私ったらダメなお母さんね」
プミ「プミー?!! ま、ましゃか……?! 確かにシンコしゃんがお母シャンだったら……とか、どこか懐かしい。なんて思った事はありましゅたけど、そんな、ましゃか、そんな事……」
シンシン「シャンちゃん、ただいま」
プミ「お、お母シャン……!!」
シンコとプミが抱き合い、会場は一気に静まり返る。
シンシン「さあ、思い出して。アイドルの使命は……?」
プミ「び、みんなを……えがおに、ズビ、ずるごど……! ブミ!」
シンコは再び歌いだす。それに釣られてプミも嗚咽交じりに歌い始めた。
プミ&シンコ「大好きなTAKE~♪ 緑のTAKE~♪ そして愛しいアナタ~♪」
モブ③「ちょっとデ……ぽっちゃりしたから最初分かんなかったけど、確かにあれは仙女だ! まさかプミちゃんの母親だったなんてこんなミラクル……!」
モブ⑤「歌唱力は遺伝しなかったけど、丸い輪郭とにこやかな口元なんてそっくりじゃねえか!」
モブ⑥「まさか仙女がプミちゃんのお母さんだったなんて……!」
モブ⑦「プミちゃーん! ママが帰ってきてくれて良かったー!」
モブ⑧「プミちゃーん!!」
ピキ「まさかシンコさんが先輩の行方不明だったお母さんだったなんて……! ホンマえらいこっちゃ!! えがったなァァァ……!!!」
奇跡の親子デュエットに涙するファン達。そして歓声。
15分程間を置き、化粧を直しをした後、最後はプミピキが大ヒット曲を熱唱し、アンコールではプミピキがデビュー曲を歌い、会場は今までにない熱気と大きな歓声と涙、解散を惜しむ声に包まれた。
プミ「ダブルP☆としては解散しましゅけど、プミピキは永遠でしゅよ!! プミー」
ピキ「いつか、プミピキとして何かの形でお会いしまよう! ピキー」
コンサートが終幕を迎え、楽屋ではリーリー達の他にピキの家族が二匹を出迎える。
永「彩、最高なライブやったで!!」
良「よう成長したな~! お母ちゃん感動したで!」
桜「二匹ともお疲れさん!」
桃「ウチら感動してずっと泣きっぱだったで~~」
結「凄く良かったよ!」
楓「プルルー!」(おねえちゃんたちすごかったでー!!)
カンカン「二人とも伝説に残るコンサートだったよ」
リーリー「伝説のアイドルが妻と子だなんて、お父さん幸せ者だよ」
タンタン「二人とも、これが終わりじゃないの~~。始まりなの。これから頑張るの~~」
二匹は大きな花束を抱えながら深く一礼すると、家族へと駆け寄った。そして、シンコ……シンシンは娘の身体を大きな巨体で包む様に抱きしめる。
シンコ「頑張ったわね……」
プミ「プミー、ハイでしゅ……!」
そして、プミことシャンシャンは高校卒業と共に、パリウッドへと旅立った。
~そして月日は流れ~
『拝啓、香香様 先輩、お元気でしょうか? 私は日々忙しい毎日を送っています。今は舞台衣装専門の会社でデザイナーアシスタントとして走り回ってます。近々、大きな仕事を任せてもらえるかもしれません。詳細はまだ秘密ですけどね☆ いつか一流デザイナーに……『社長』に登りつめたるで! そうそう、うちのパパが里帰りしておじいちゃんやおばちゃんのお墓参りしたいとかで今、桜姉と桃姉がパパに付き添って海外旅行に出かけてます。でも寂しくて毎日お母ちゃんに電話してくると楓が呆れてました。仕事で先輩を空港までお迎えする事はできませんが、近いうちに会いましょうね! 一緒にお酒呑みましょう! 敬具 ピキこと彩浜より』
?「さっきから何度もその手紙を読んでいるね。シャン」
香「だって、『相棒』からの手紙ですもの。メールも良いけれど、手紙は直筆だから、相手のその時の心境が詰まっているみたいで……」
?「飛行機がもうすぐ日本に着くよ。新しい映画の宣伝のための来日だと皆は思っているかもしれない。本当は僕達の婚約宣言とこれから日本を拠点にするという発表だと知ったら……」
香「皆、驚くに決まっているわよ!」
香の隣では世界的大人気俳優が優しい笑みを浮かべていた。
プミこと香香はパリウッドへと旅立った後、一本の作品に出演し、そこでの大事な者を失った場面での泣きの演技が高評価され、とある世界的プロジェクト作品のヒロインに抜擢されたのだ。
父の代わりに男装し戦場に赴き、敵同士と知らず主役と恋に落ち、後に英雄の一人となる重要な役だ。スタントマンなしでアクロバットを行える高い身体能力の持主というのも決め手だった。
作品は世界的に超大ヒット。伯母の麗麗と高級ブランドのアンバサダーとして広告を飾ったのは記憶に新しい。もう世界で香香の名を知らない者はそうそういないだろう。
そして、主演でありヒロインの恋人役の俳優は今、香の隣にいる。
?「皆にお土産は用意したかい?」
香「ええ。でも、毎回弟妹達には不評なのよね。いつも『香姉のお土産は微妙なのが多い』って言われちゃうの」
シンコが本当の自分を思い出し、シンシンへと戻り、バラバラだった家族の絆が取り戻された。
香が高校を卒業した日、母のシンシンから知らされたのは新しい命の存在だ。かつて、望んでいた弟や妹。それが遅れながらも一気に叶ったのだ。可愛い弟妹達の顔を浮かべながら香はくすりと笑う。
香「木の仮面と鮭の様に赤い丸太テーブルなんだけど……、シャオとレイ達は喜んでくれるかしら?」
?「喜んでくれると……良いね」
恋人は笑いをこらえ切れない様で半分噴出していた。
香「もう、あなたまでバカにして……!」
頬を丸く膨らませた香香は着ているドレスのスカートを手でぎゅっと握った後、思い出したかの様にスカートに施されている花の刺繍を撫でる。そのドレスは手紙と一緒に贈られた彩浜からの手作りプレゼントだ。
そして刺繍されている花は『ライラック』。香香の誕生花で、花言葉は『思い出』・『友情』。
香香は鼻息で曇った窓を手で軽く拭い雲の間から覗く日本の地を見つめながらそっと呟いた。
香「皆、ただいま!」
~終演~
~夢を叶えた少女達。 更に時が流れた頃に一つのブランドが立ち上がった。コンセプトは『誰もが主役になれる一着』。そしてそのブランド名は――
『PUMI PIKI』
愛しのTAKE!シンコさんにしか歌えないw
プミちゃんはレディになって彼ピと凱旋!ピキちゃんの刺繍…オハナチーン
最終回も読み応えたっぷりでした
超大作ありがとうございました
もう
本当の作家さんですか?
最後に行くにつれ.
読む速度が早くなってく
そして(´;ω;`)ウゥゥ
>朝ドラ『おプミ』
見たいでしゅw
シンコさんの記憶が戻って失踪の理由が明らかになり、ダブルPのふたりもそれぞれの新たな道で花開いて素敵なハッピーエンドでした
ライブのシーンだけでもひとつのお話ができるくらい細かく書き込まれていたり、他にもいつも細かい部分まで楽しませていただいておりました
素晴らしいシリーズ超大作をどうもありがとうございました!
『愛しのTAKE』、フルで聴いてみたかったですw
プミー 一気に読んでしまいまちたよ、大好きな2人がそれぞれしっかり成長して、口調もどんどんレディになって心温まる気持ちです
ありがとうございます
ライラック…(´;ω;`)ブワッ
モブ①モブ②の表記がツボでしゅ
借金だらけだったリーちゃんのお財布を立ち直らせた竹酢液欲しい~
皆様、数年間お付き合いいただきありがとうございました!
感想もとても嬉しいです。
ついでに補足すると桜姉と桃姉は旅行中に各自恋人ができてますw
結姉は頭の良さから永明の後継者になり父親の会社を引き継ぐため勉強中です。
リーパパは日々数年待ちの竹酢液を製造していて
シンコもといシンシンは子育てに大忙し。ちょっとだけ痩せました。
生意気盛りの双子は香姉に会うのを楽しみにしてて蕾は最近玩具のマイクを持ちながら母や姉の持ち歌を歌ってるらしく、なかなか上手いとか…
そして香姉のお土産、木の仮面と丸太テーブルのお土産に双子は大分困惑してるようですw
彩は会社を立ち上げた時にちゃっかり香に破格の値でモデルを頼んでます。今では皆から『社長』って呼ばれております。
香は女優が本業なもののたまにバラエティーにお呼ばれしては天然さでミラクルを起こしお茶の間に笑いを提供してます。香が出ると芸人達より笑いを取ってしまう事から別名『芸人殺し』と呼ばれてますw
>>245
わいわいさんのところで見返してみたらシリーズ初回はちょうど4年前になるんですね
毎回楽しませていただきどうもありがとうございました!
この後日談だけでも読み応えたっぷりなので、新作の構想などお持ちでしたら是非またよろしくお願いします
>>245
大作をありがとシャンです
終わってしまって寂しい気持ちもありますが、シンコさんの記憶も戻って良かったですね
ねえねのお土産にビミョーな表情になるシャオレイもなんとなく想像がつきますw
またいつか、続編を読んでみたいです