ばあばの純愛23
ガタンゴトン…ガタンゴトン…
バタバタバタ
「ああ、忙しい忙しい…次は黄泉の国中継点でーす」
バタバタバタ
ゴゴゴォォォーーーッ
ガタンゴトン…ガタンゴトン…
プシューッ
黄泉の国中継点駅~♪
黄泉の国中継点駅に到着しました~♪
ガヤガヤガヤ
「ここのホームは人がいっぱいでしゅね プミーッ」
「本当だね たくさん乗ってくるね」
ザワザワザワ
「ちわーすっ!死神でーす」
「こんにちはでしゅ!」
つづく
ばあばの純愛24
「し、死神?プミちゃん、怖くないの!?」
「どうちて?」
「えーっと、本日たくさんの方が乗ってくるんっすよ でね、ここのボックス席4人がけなんで、相席いいっすか?」
「…私は構わないわ、ビーリーちゃんいいわよね?」
「うん、おばあちゃんがいいなら僕はいいよ」
「プミも!」
「お邪魔します あら、パンダさん?プミちゃん?」
「キエー プミのこと知ってるんでしゅか?」
「私、プミちゃんのファンなのよ 前スレ865と申します」
「キャー ひいばあば、おとうしゃん聞きまちたか?」
「私は主人に会いに行くのよ あなたも誰かに会いに行くの?」
「…そうなんです」
「そう…」
「じゃあ、自分行きますねー、後はお願いしますね…こっちの車両は生きてる人ねー、死んでる人は隣に乗りましょうかねー」
バタバタバタ
つづく
ばあばの純愛25
バタバタバタ
「あっ、車掌しゃん プミーッ」
「お客さん、説明なくてすみません ここは亡くなった方と、亡くなった方に会いに行く方が集まってくる駅なんですよ」
「だから混んでいるんですね」
「皆色々な思いを持って、乗り込んでくるのね…」
「さっきのは死神なんですか?」
「はい、案内人みたいなものですね 」
「面白いしゃべり方でちたねぇ、ひいばあば?」
「そうねぇ ウフフ」
「フゥ…」
「どうちまちたか?865しゃん?」
「何だか疲れてしまって…」
「気を張っていたのねぇ…」
「おとうしゃん、プミの柄のブランケット出してぇ~ プミー」
「はいはい、これかな」
「ありがとしゃんでしゅ」
ファッサー
プミは865さんの肩に優しくブランケットをかけた
つづく
以前プミちゃんと行きたいとおっしゃっていたので…勝手に申し訳ありません
また、死神の口調は映画「鎌倉ものがたり」の安藤サクラさんをモデルにしており、決して死を軽々しく扱っている訳ではありません
もし不快に思う方がいたらお詫びします
理解してます
死者の方への思いがあっての黄泉の国のお話です
前スレ865さんへの思いも含めて…
作家さんの優しさ、私はひしひしと感じてますよ
続きも楽しみにしてます
それにしてもプミちゃんが自分のブランケットをかけてあげるくだりが可愛すぎて…
865さんではありませんがそういう人を思い出して涙しました
続きがどうなるのか想像できませんが楽しみにしています
優しくて、あったかいお話ですね
続きが楽しみです
プミちゃんのブランケットはレアなんですよね
前スレ865です。名無しに戻るって言っておいてまたでできてごめんなさい。でもお話しに登場できて本当に嬉しいです、ありがとうございます!!しかもプミちゃんからプミちゃん柄のブランケットまで!!
不快だなんてとんでもない!
ストーリーと作家さんの思いが伝わってきて胸がいっぱいになりました
素敵なお話をありがとうございます