ばあばの純愛42
~翌朝~
「昨日はよく寝まちたね ウフフ」
「そうだねぇ 僕なんて久しぶりに木登りしてシンちゃんを覗く…見守る夢を見たよ フフフ」
「プミはね、竹筒コロコロして…コロコロして…コロコロしてる夢!プミーッ」
「あっ、死神さんだわ」
「おはよーっす あの今日の正午にね、列車が出発するんでね、遅れないように
駅まで来て下さいね じゃ!」
バタバタバタ
「ちょっと待って下さい!」
新星が駆け寄る
つづく
ばあばの純愛43
「なんすか?」
「ここは黄泉の国…死者の国ですよね…ここに来た人は寿命が縮まったり帰れなくなったりするんですか?あの、私は年寄りだからいいんだけど、孫たちが心配で…」
「あー、それっすか!あのね、ほぼ全員の人にね、守護天使が付いてきてるから大丈夫なんすよ」
「守護天使?」
「守護天使が守ってる人は死神も手出しはできないんでね じゃ急ぎますんで」
バタバタバタ
「あの守護天使って!…行っちゃったわ…」
「おばあちゃん!どうしたの?」
「うん……何でもないわ……もしやあの光が?」
フワフワ…キラキラ…
つづく
ばあばの純愛44
~~リーリーたちが黄泉の国へ行くずっとずっと前のお話です~~
~ある日の丑三つ時、上野動物園パンダ舎バックヤード地下のキッチンにて~
「フゥ 今日も仕事頑張ったわぁ~お砂糖たっぷり入れてホットミルクでも飲もうかしら」
ガサゴソ ガサゴソ
「あら、お砂糖がないわ」
シンコは更に地下倉庫まで薄暗い階段を降りていった
ヨイショ ヨイショ
シーン…
「静かねぇ……」
(一人になると、思い出すのはあの子のこと…)
(あの子にもう一度会いたいわ…私の可愛い僕ちゃん…)
ウッウッ…グスン
つづく
ばあばの純愛45
「…こんなところに階段があるわ…」
ヨイショ ヨイショ
地下に続く長い階段が続いていた
「まだ下に着かないのかしら…フゥ」
ヨイショ ヨイショ
「あっ、明るくなってきた」
ヨイショ ヨイショ
「こ、これは駅のホーム?」
(今もパンダ舎の真下には京成電車が通っているというけど…本当に?)
その時だった
ゴゴゴォォォーーーッ
ヘッドライトが光る電車が入線してきた
つづく
ああん続きが気になりましゅ~
>>875
お話あリーリー
シンコさん、お兄ちゃんのことは忘れないよ
お転婆になった妹を微笑ましく見守ってくれてると思ってるよ
>>876
ピキーサムライ「おきになさらずでしゅよ」モクバ ユラユラ
バブーサムライ「続きがきになりましゅね~」モクバ ガッコンガッコン
バブーサムライしゃん、その木馬合ってないんじゃww
つづきありがとうございます!
この先を想像しただけでウルウルきます
寒いので気をつけてお出かけくださいね
もう泣けましゅ
続けて楽しみにしてます!
夜に出掛けるので早い時間に貼りました