ばあばの純愛62
~その日の深夜~
「グオーッ グオーッ おばあちゃん…よかったねぇ…涙…スヤスヤ」
「…プミー プミー 月がキレイだね…でしゅってぇ…プミもそう思うわぁ…あ・な・た♪ウフフ…ウフフ…スヤスヤ」
~バックヤード地下のキッチンにて~
シンコは僕ちゃんを腕に抱き、お砂糖をたっぷり入れたホットミルクを飲んでいた
「僕ちゃんも飲む?」
「…アリガト…カアタン」
「新星さんとリーくんとプミを見守ってくれてありがとうね」
「ウン…」
「僕ちゃんは下界での経験が浅いから、修行してるんだったわね…」
「ウン…」
つづく
ばあばの純愛63
「その修行が終わったら……お母さんのところに……戻ってきてくれる?」
「…ウン…カアタン…カアタン…」
「待ってるわね…ずっと…ずっと…」
「…ウン…モウ…カエラナイト…」
僕ちゃんはそう言うと、シンコの腕から宙に浮かび上がると、小さな丸い光となって瞬きだした
フワフワ…キラキラ…
「じゃあ、またね…リーくんとプミの寝顔を見て帰りなさい」
「…ウン」
フワフワ…キラキラ…
つづく
ばあばの純愛64
フワフワ…キラキラ…
「…ムニャムニャ…おリンゴ丸ごといいのぉ~嬉ちいな~長田しゃん…ウーン」
「…プミ…タン…」
フワフワ…キラキラ…
ハッ!パチッ!ムクリ…
「光たん、帰るんでしゅか?」
「…ウン」
「光たんはプミのお兄たんなの?プミミ?」
「…ウン…ソウナノ…」
「やっぱり!プミ会いたかったの!お兄たん!」
「…モウ…カエルノ…」
「うん、またね プミー」
「…マタネ…」
フワフワ…キラキラ…
つづく
ばあばの純愛65
フワフワ…キラキラ…
グオーッ グオーッ
「…トオタン…マタネ…ダイスキ…マタネ…」
フワフワ…キラキラ…スススゥ…
ウーン…パチッ!ムクリ…
「あれ?今誰かいた?…もしかして…」
~~~
「もう帰っちゃったわね…僕ちゃん…私の可愛い赤ちゃん…待ってるわ…ずっと…ずっと…」
おわり
プミちゃんがお兄ちゃんに会えてよかった(´;д;`)
素敵な大作をありがとうございました
これからも何度も読み返すと思います!
涙あり笑いありで楽しませてもらいました
ありがとシャン
上野パンダも他のパンダ達も長生きしてほしい
毎日ドキドキしたりウルッとしたり本当に素敵なお話でした
私も最初からじっくり読み返させていただきます
お兄ちゃんが家族に会えてよかった
プミちゃんとの会話は涙涙でした
いつも涙で画面が滲んでしまってうまく感想かけなくて申し訳ない
すてきなおはなしをありがとう
素敵なお話をありがとうございました
新星さんと川川さんのロマンスにウットリしたり泣けてきたり、
僕ちゃんとシンコさんのお話には涙が溢れて仕方なかったです
「カアタン…カアタン…」とシンコさんに呼びかける僕ちゃんが切なくて
でもきっとシンコさんのところに戻ってきますよね!
そう信じています
リアルタイムの出産から旅立ちをはっきり覚えているから涙なしには読めなかったけどありがとう
>>355
素敵なお話ありーりーです!
ここは色んな作家さんやコラ職人さんがたくさんいて本当に楽しくてつい来てしまうよ
わいわいさんも、いつもありーりーです!
※こちらこそ〜ありがとうございます!(Y)
素敵なお話ありがとうございました
泣けました!
>>355
お話しありがとうございます
所々に出るリーちゃんのさりげない優しさが好きでした
私が今まで読んだり観たりしたものを繋ぎ合わせて、かなり拝借しています
このスレに似合わない重い内容でしたが、パンダたちが好きじゃなければ書けませんでした
長い間お付き合いいただき、ありがとうございました