リーリーのドレス37～40-2019/07/12(金)

～～リーリーのドレス39～～

～ある日の上野郵便局～

「ゆうゆう窓口って夜の９時までやっていて便利だなあ」

行列に並ぶ筋肉質のパンダがいた

「あのぅ、荷物を2つ受取りたいのですが」(やや裏声)

荷物を受けとり、上野公園をスキップしながら帰るリーリー

「ドレスｩ～♪ドレスｩ～♪わ・た・しのドレスｩ～♪」

～～

「ｺｿｯただいま…」
「よかった シンちゃん寝てるみたいだな」

「ｳｳｰﾝ飼育員さあん、おやつまだあ～♪ﾆｺｯ ｳｳｰﾝ ﾑﾆｬﾑﾆｬ」ｽﾔｽﾔ

「今のうちに試着を…」

つづく

～～リーリーのドレス40～～

「まずドレスを着てみよう…」
「何て素晴らしいんだ このしなやかさ！このシルエット！」ｳｯﾄﾘ
「さすがタンタンさん、僕の希望を完璧に叶えてくれている」

「そして神戸エレガンス靴店の靴を履いて…」
「ﾊｱﾝ素敵 このドレスに合うなあ！」
「想像以上の仕上がり… 乙女の聖地のオーダーメイドだけあって僕の足にピッタリ」

鏡の前でドレスの裾を持ち、お辞儀をしてみる

「ドレスｩ～♪ドレスｩ～♪わ・た・しのドレスｩ～♪」

クルクルと回りステップを踏むリーリー

～

「おとうしゃんはどうしたんでしゅかね…」
「大丈夫かちら？ﾌﾟﾐｰ」

ドアの向こうからﾌﾟﾐが心配していた

つづく