ウエーノ王国物語～姫の誕生日　25プミめ-2021/07/18(日)

ウエーノ王国物語～姫の誕生日　25プミめ

次はシュンの出番です
シュンはお城専属の馬で、シンコ王妃を乗せることが多いです
「勘弁してつかぁさい」と言いつつもシンコ王妃の指示に従っています
もちろん、馬騎武者の時もパートナーです
今日はお祝いなので、鞍の前後にひらひらがついてます
たてがみもお洒落にしてもらいました
シュンはシロアリオーケストラの音楽に合わせて軽快にステップを踏みました

曲は「草競馬」続いて「ウイリアム・テル序曲」です

ﾊﾟｶﾗｯﾊﾟｶﾗｯﾊﾟｶﾗｯ♪

ｵｰｽｺﾞｲ　ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

拍手喝采です
シュンはちょっと恥ずかしそうにお辞儀をしました

その頃、楽屋ではロウ姫がちょっとモジモジしてます
「ロウロウしゃん、どうちましたか？　ﾌﾟﾙﾙ？」
「あ、いやちょっとおトイレに行きたくなったアル　ﾓｼﾞﾓｼﾞ」
「あーもう、緊張してるからってジュース飲みすぎやねん　トイレ場所わかるやな？　はよいってきー」
「はいアル　すぐに戻るアルよ」

ﾊﾟﾀﾝ　ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

「出番までに戻ってくるんやでー」
ピキ姫は念押しをしました

ウエーノ王国物語～姫の誕生日　26プミめ

慌てて廊下に出たロウ姫
「えーと、おトイレは廊下に出て左に曲がってつきあたりアルね」
長い廊下を歩いて突き当りにたどり着きました
しかし、そこにはトイレはありませんでした
「おかしいアル　どこアルか」
散々探してもトイレが見つからないロウ姫に焦りがでてきました
そこにモジャ王子がやってきました
「ロウ姫、どうしたんだい？」
「あ、モジャ王子　おトイレ探してるアルよ」
「トイレは反対側だよでも廊下が長いから戻るのは大変だし、えーと、そうだ　庭に出て森の入り口近くにあったよ　そっちが近いよ」
モジャ王子がテラスの方向を挿しました
「ありがとうアル　そっちに行ってみるアル」

ロウ姫はテラスに出ると森の方向に向かい、森の入り口に着きました
森の入り口には「パンダのもり」の看板がありました
「ここアルね」
横を見るとトイレがありました　誰も使っていないようです
「ちょっと狭いけど入ってみるアルよ」
ロウ姫は体を斜めにしてなんとかトイレに入ることができました