ウエーノ王国物語～姫の誕生日　２７プミめ〜28プミめ-2021/08/19(木)

ウエーノ王国物語～姫の誕生日　２７プミめ

「ふぅ、すっきりしたアル　危なかったアルよ」
ロウ姫はモジャ王子に教えてもらった森の入り口近くにあるトイレを使うことができました
「出番もそろそろだから戻るアルね」
トイレをすませたロウ姫は出ようとしました
「あ、あれ？　あかないアル」
ドアを手間に引いて出ようとしますがうまくできません
「おかしいアルね　入れたから出られるはずアルよ」
ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ
何度やってもうまくできません
「どうしよう　落ち着くアル」
ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬﾄﾞﾝﾄﾞﾝ
ドアはびくともしません
ロウ姫はだんだん焦ってきました

その頃、ピキ姫達は楽屋でロウ姫が戻ってくるのを待ってました
「遅いなー、ロウロウまだ戻ってきーへん　何しとんや」
「おトイレいってみましゅか？　ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ」
プル姫が言いました
「せやな　廊下を右に曲がってつきあたりやったな」
ピキ姫とプル姫はロウ姫を探しに行くことにしました
「あんた達、出番もうすぐやで」
オウ姫がいいました
「ロウロウが戻ってこないからトイレ行ってみるわ」
「わかった　早く戻ってくるんやで」
「あいっ　ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ」
ピキ姫とプル姫はトイレに向かいました

ウエーノ王国物語～姫の誕生日　28プミめ

女子トイレに着いたピキ姫とプル姫は片っ端からドアをノックしたり、大声で呼んでみました
「ロウロウ～おるかー？」
「ロウロウしゃーん　ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ」
しかし返事がありません
「ここのトイレじゃないみたいやな」
「ほかもさがしてみましゅ　ﾌﾟﾙｯﾌﾟｰ」
「せやな」
再び廊下に出た二人は別のトイレを探しました
その時、
ﾀﾞｰﾀﾞﾀﾞｰﾀﾞﾀﾞｰﾀﾞﾀﾞｰﾀﾞ(以下略)

ロウ姫からの電話が鳴りました
「ﾋﾟｯ　ロウロウどこにいるんや？　トイレに呼びに行ったけどおらへんかったやん」
「おばちゃん、トイレから出られなくなったアル　ｸﾞｽﾝ」
「落ち着くんや　入れたなら出られるはすやで」
「どこのトイレでしゅか？」
「えーと、モジャ王子に教えてもらった、テラスから外に出たところのトイレアルよ　早く出たいアル　おなかすいたアル　ｸﾞｽﾝ」
「今行くから待っとくんやで　ﾌﾟﾁｯ」
「ロウロウしゃん、おそとのトイレでしゅ」
「せやな　テラスから外に出たところか…」

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ♪
「ロウロウ見つかった？」
トウ姫が心配して電話してきました
「うん　でも外のトイレらしいから探すのにちょっと時間かかりそうやわ　ﾋﾟｷｰ」
「わかった　私たちで間をつないでおくわね」
「ありがとう　トウねえ」
「おそとのトイレでしゅね ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ」
「まったく、世話がかかるわ ﾋﾟｷｰ」