ウエーノ王国物語~姫の誕生日 33プミめ
「そそそ、それはちょっとできないアルよ トイレに足を入れるなんて オロオログスン」
ロウ姫はびっくりすると共に絶望的な表情になってきました
「それが一番早く出られる方法なの」
「方法なの」
「で、でも…」
ロウ姫はもう一度ドアの方向を見ました
「このまま閉じ込められてしまうアルか? グスン」
その頃、ピキ姫は
「遅いなー モジャなにしてんねん」
「おんなのこのおトイレだからはいれないんじゃないかちら プルプル」
「それや! 電話してみるわ」
ピキ姫はモジャ王子に電話しました
プルルーデンワヤデー♪
「あ、ピキ姫からだ ピッ アローマドモアゼル」
モジャ王子は電話をとりました
「モジャ、どうなったん? ロウロウおった?」
「うん、いたよ でも僕は女子トイレには入れないから…」
「そんなことやろうと思った ちょっとまちい 今そっちに行くから」
「え、でも、マドモアゼル達だけでこっちに来るのは暗いし、危ないし」
「そんなこというとる場合やない そっちに行くわ プチッ」
「大丈夫かなぁ」
モジャ王子は少し心配になりました
「ピキねえ、おトイレにいくんでしゅか?」
「うん、モジャでは無理みたいやから行くわ」
「どうやって?」
「あ、そこまで考えてなかった まあとにかくこっちの方向みたいやから行くわ」
「ピキねえ、わたちもいきましゅ プルプル」
「姉ちゃんから手を離したらあかんで」
「あいっ プルップー」
二人は手をつないでモジャ王子が向かった方向に進みました
ウエーノ王国物語~姫の誕生日 34プミめ
ガサガサ
月明りを頼りに二人は進んで行きます
「おばけとかでないでしゅか? プルプル」
「だ、大丈夫や お化けが出たら姉ちゃんが倒しちゃる」
その時です
ガサッ
「そこにいるのは誰だー?」
「プルー おばけでしゅー」
「だだだ、大丈夫や オカーチャーン」
プル姫は大きな声が出ました
声の主はこちらに近づいてきます
ドスドスドス
「ん?なんやあんたかいな」
「あ、ピキ姫」
「兄ちゃん、あれほど脅かしちゃダメだって言ったじゃないか」
大きな熊と後からもう一頭、同じくらいの大きな熊が来ました
「ごめんごめん」
「ピキ姫、お久しぶり」
「もう、びっくりしたわ あ、これ去年生まれた妹のプル姫や」
「始めましてプル姫 僕は弟のポロ びっくりさせたのはポン兄ちゃん 悪気はなかったんだ ごめんね」
「あい、よろしくでしゅ プル姫でしゅ グスン」
現れたのは熊のポンとポロの兄弟でした
「暗い道は危ないよ お城に戻らないと」
「ちゃうねん 姪っ子のロウロウがぱんだの森ってところのトイレに閉じ込められと電話があって行くところなんや モジャが先に行ってくれたけど、女子トイレだから入られないって」
「そういうことなら僕たちが連れて行ってあげるよ おわびにおんぶしてあげるからさあ、背中に乗って」
「いいでしゅか? プルプル」
「いいよ びっくりさせたおわびだよ」
「あいっ」
「おおきに じゃあ頼むでー」
プル姫はポンの背中に、ピキ姫はポロの背中に乗ってぱんだの森のトイレまで連れて行ってもらうことになりました
「じゃあ、れっつらゴーだよ クマー」
「れっつらごーでしゅ プルップー」
どんどん登場人物が増えてきて、みんな個性豊かで楽しいです♪
ピキプル姉妹は勇ましいですね! ロウ姫を助けられるかな。
熊に乗ったピキプル姫、「まーさかり、かーついだ金~太郎~…♪」みたいに可愛いかしらw
待ってましたーウエーノ王国
ポンポロも活躍してて嬉しいな
ロウ姫がんばれーー
>>912
待ってましたー!!
ピキ姫とプル姫のふたりだけで心配でしたが、久々のポンポロ兄弟登場でひと安心
さて、ロウロウちゃんは大丈夫かちら…
おちりニキしゃん、美味しそうな梨ありがとうございましゅ♪
遠慮なくいただきましゅね~ショリショリ
※おちりニキさん、梨ごちそうさまでした?こちらこそ、いつも楽しいお話をありがとうございます。
今日はここまでです
わいわいさん、いつもありがとうございます
梨の詰め合わせセットをプミピキ便で送りますね
いつ届くか不明ですがw
皆さんも梨をどうぞ
洞窟カフェも秋のデザートが出るかもですね
ではおやすみなさい