ばあばの純愛29
ゴゴゴォォーッ
アッ アレ チキュウジャナイ!?
ザワザワザワ……
窓の外を見ると、大きな地球のような星がどんどん近付いてきていた
「地球か…何もかも皆なちゅかしい…プミーッ!」
「プミ艦長オオオーッ!」
「ビーリーちゃん、プミちゃん今度は何ごっこなの!?」
865「ウフフ」
バタバタバタ
「ああ、忙しい忙しい…次は終点の黄泉の国でーす」
「車掌さん、僕たちは地球に戻って来たんですか?」
「いいえ、あれが黄泉の国ですよ 亡くなっても寂しくないようにあの形なんです」
「そうなの…あの人も寂しくないかしら…」
つづく
ばあばの純愛30
ゴゴゴォォォーーーッ
ガタンゴトン…ガタンゴトン…
プシューッ
黄泉の国駅~♪
黄泉の国駅に到着しました~♪
「車掌さん お世話になりました」
「いえいえとんでもない!また、帰りにお会いしましょう…」
(お客さんたち…帰ってこれたら、いいんですけど……)
ガヤガヤガヤ
「じゃあ、865さんここでお別れですね」
「無事にご主人に会えると良いわね あなたの幸せを祈っているわ」
865「ありがとうございます…新星さんも…色々お世話になりました 皆さんお元気で」
「元気でね プミーッ」
865「あっ、そうだ!このブランケットをプミちゃんに返さないと」
「それは持っていてくだちゃい また今度お歌教えてね プミィ」
「…そう、そうね…またね」
バイバーイ バイバーイ
つづく
ばあばの純愛31
ハァハァハァ トコトコトコ
「本当にこの道で合っているのかしら?」
「おかしいなぁ、案内所で聞いたのは確かにこの辺なんだけど…」
「迷い道クーネクネー♪ラララ~♪プミーッ」
トコトコトコ フゥフゥフゥ…
「結構入り組んでいるねぇ…」
フワフワ…フワフワ…
「あっビーリーちゃん、あの光は!」
小さな丸い光が道案内するかのように瞬きだした
「ついてきて~って言ってまちゅ プミーッ」
「本当ね…待っていてくれているみたいね」
トコトコトコ
つづく
無事に会えることを祈るのみ…
ついについに降り立ちましたか
光が導いてくれてる!川川さん、もう少しかな
865さんもプミちゃんにもらったブランケットを手にご主人様に会えますように…
865です。プミちゃん達と黄泉の国まで一緒に旅ができて本当に嬉しい。ばぁばの純愛が完結するまでたまに名乗らせて下さいね
夫とは何度かですが上野動物園に付き合ってもらって一緒に行った事あるんですよ!もちろんプミちゃん達のお家に一緒に並んだのよ!
プミちゃんのブランケット見せたら喜ぶかもしれないね
もしかするとプミちゃん分かってて渡したのかな
ややっ、865しゃんと旦那しゃんお見かけしたことありましゅ!ってね
旦那さんに見せるということ?
喜ぶかもね