イソップ橋を渡って24
「フーッフーッハーッハーッ…坂の上りはキツいわねぇ(食べ過ぎたかしら…)」
「そうだね、シンちゃん(行きは転がり落ちてたじゃないか…)」
「下りはあんなに早かったのに~」
「あっちにエレベーターがあるかもしれない ちょっと見てくるね」
~~
トコトコトコ
(2人とも楽しそうでよかったなあ
タヌキに僕のニンジン3日間分で、葉っぱ3枚を譲ってもらったけど……)
(これはあの2人には言えないなあ
シンちゃんにニンジンくれなんて言ったら、しょんぼりするだろう
プミは一生分のニンジンしゃんをあげましゅ!とか言いそうだ)
(僕は干からびるまで食べなかったりすることもあるし、そんなにニンジンが大好きって訳でもないからな)
(お父さんの家族サービスってやつだ)
つづく
イソップ橋を渡って25
「エレベーターあったよ~」
「シンコ王女ちゃま、お手をどうじょニコッ」
プミがシンコに手を差し出した
「あら、可愛い王子さまね プミ王子かしらウフフ」
シンコが手を取る
「リーリー王子はエレベーターでどうじょプミー」
「待ってよ~ズルいよ~僕もシンちゃんと手を繋ぎたいっ!」
工事中の新パンダ舎を見ながら、ちょっとふっくらしたお母さんを真ん中に、人間の親子がゆっくりと坂を上っていった
つづく
イソップ橋を渡って26
(離れても人の心は変わらない…きっとパンダしゃんだって…)
「プミはねー、離れてもずっとおとうしゃんとおかあしゃんが大好きウフフ」
「……私もね、ずっと大大好きよ…プミ」
「じゃあね、大大大好きでしゅよ」
「じゃあね、大大大大好きよウフフ」
「ぼ、僕もずーっと大大大大大大大大大大大大…好きだよ、プミちゃん」
「じゃあね、プミはね……」
ウフフ ハハハ キャッキャッ ウフフ ハハハ キャッキャッ
3人がイソップ橋を渡って東園に戻ってくると、少し遠くでパオーン パオーンと象の声がした
「あっ、象さんが『プミちゃんお帰り~』って言ってくれてましゅよ!!」
「そうね、プミ」
「そうだね、プミちゃん」
(3人は色々な動物を見に行きましたが、それはまた別の機会にお話ししましょう)
おわり
イソップ橋を渡って
何度も笑って何度も泣きました!
ラストもほっこり~
終わっちゃって寂しいけど新作に期待
ワクワク
大好きなお話だったので終わっちゃってさみしい…
プミたちが色々な動物を見て回ったお話もいつか本当に作品にしていただけたら嬉しいなぁ
素敵なお話ありがとうございました
他の動物達とのお話、首を長~くして待ってます!
>>85
いいお話ありがとう!
またほかの動物たちとの話も読みたいです
離れてもって、泣けるなあ(。´Д⊂)
最近のシャンさん、父ちゃんと通じてるように見えるし